直接ユーザーに届けるには

世界で初めてのアスタキサンチン含有サプリメント「Astaxin」をスウェーデンにて販売したのは、アスタキサンチン原料藻の商業生産に成功した翌年の1995年です。私たちアスタリールは、アスタキサンチンの原料メーカーであると同時に、アスタキサンチンを使ったサプリメント製品を自ら開発し販売するリテール商品のメーカーでもあります。
先進ユーザーとの直接的なコミュニケーションへ

先進ユーザーとの直接的なコミュニケーションへ

アスタキサンチンは新しい健康管理やヘルスケアの実現にとってその鍵を握る様な可能性を持った機能性栄養成分でありながらも、従来のビタミンやアミノ酸といった一般的な成分とはそのコンセプトが異なるため、特性や活用方法をユーザーに正しく理解してもらうことは容易ではありません。そこでアスタキサンチンの可能性を一番理解していると自負する私たちアスタリールこそが、その可能性を最大限引き出したアスタキサンチン商品を自ら開発し、先端的な機能性栄養製品を求める先進ユーザーに対し直接商品を届けることが重要であると考えています。それを通じ、アスタキサンチンの可能性を実感し自らの健康管理や予防に上手に取り入れる人が増えることで、それがショーケースとなり、より多くの人たちの理解の裾野を促し普及していくことを目指しています。

日本では、2006年にリテール専門の子会社「ナチュリル(現、アスタリール)」を設立し、アスタキサンチンの機能性を高める処方を採用した健康補助食品「アスタビータ」を発売しました。複数あるアスタキサンチンの用途の中でも、特にスポーツ・パフォーマンスに焦点を絞り、積極的なプロモーションを開始しました。ユーザーにその可能性を分かりやすく伝えるため、実業団陸上クラブ「ナチュリルアスリートクラブ」を設立し、北京オリンピックには日本女子陸上代表選手2名を輩出、2007年から2010年にかけては全日本実業団陸上女子で4連覇する程、本格的な活動を展開していました。その甲斐もあってか、市場と共にリテールの売上も伸ばすことには成功しました。

しかしながら元来、技術と研究を得意とする私たちアスタリールにとって、リテールの事業としての成功はそう簡単なことではありませんでした。広告費と適正な利益のバランスを取ることが難しくなり、2010年にはリテール事業の縮小を余儀なくされ、2011年には陸上クラブも解散となりました。しかし、アスタキサンチンのリーディング・カンパニーとして、先端的な機能性栄養成分であるアスタキサンチン製品を求める先進ユーザーに対し直接商品を届けることが重要であることに変わりはありません。2014年からは、マス的なマーケティング手法とは一線を画した形で、先進ユーザーとの直接的なコミュニケーションに軸足を移したリテールを新たに開始、Eコマースを中心にその展開を加速させています。

「予防」のためのサプリメントとして展開

「予防」のためのサプリメントとして展開

さらに、アスタキサンチンが本来持つ可能性を”予防”という領域に活用するにはどうしたらよいか。”予防”とは聞き慣れた言葉ではあるものの、その実践のコンセプトや方法は必ずしも確立・普及しているとは言えません。まだ十分な知名度のないアスタキサンチンにとってはなお一層、そのハードルは高いはずです。そこで私たちアスタリールは健康管理やヘルスケアの専門家である医師や医療関係者に理解し活用して貰うことがその鍵となるだろうと考えました。2008年、医療機関専用サプリメントとして発売したのが「アスタリールACT」です。

私たちアスタリールの担当者が医療機関を一軒一軒訪問し、アスタキサンチンや商品に関わる情報を紹介しています。10年間の活動が実り、取扱いのあるクリニックは年々拡大、累計では1万件を超えています。取扱いのあるクリニックの医師や医療関係者の中には、自ら愛用する方々も多く、医療の専門家として専門的見地からの理解のもと、健康管理やヘルスケアの領域での自らや患者さんに活用する事例も徐々に拡がりを見せています。また海外の医療関係者の間でもアスタキサンチンの活用への関心は高く、今では米国・台湾・タイ・シンガポールなど8か国で医療機関専用サプリメントとして展開しています。

栄養科学と独自のノウハウと共に
アスタキサンチンを世界に届けています。
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